源兵衛川生き物観察会 第2回「源兵衛川の川虫と野鳥をかんさつしよう」

ふるさとの川・源兵衛川にすむ生き物や生態系を学ぶ「源兵衛川生き物観察会(全3回)」の第2回、「源兵衛川の川虫と野鳥をかんさつしよう」を開催しました。

 川虫の遠藤浩紀先生(清水町立南中学校教諭)、野鳥の滝道雄先生(日本野鳥の会東富士副代表)を講師にお迎えして、源兵衛川流域や沼津市などの園児、小学生、保護者など26人が参加しました。

 川虫観察では、遠藤先生から、源兵衛川にすんでいる川虫の種類についての説明と、川底の石などをバットに入れての川虫さがし、川辺の草の下をたも網でさらっての魚探しの実技指導を受けた後、生き物探しに挑戦!ヒゲナガカワトビケラやコガタシマトビケラをはじめ、水のきれいさの指標生物であるシロタニガワカゲロウも見つけることができました。また、数年前から新たに確認された、肉食のムナグロナガレトビケラも見つけることができました。


 これらの生き物は、きれいな川や少し汚れた川にすむ普通種ですが、これが街中の源兵衛川にいることに価値があること、また、生き物の種類が増えてきたことが、源兵衛川の豊かさの証拠であることを学びました。



 野鳥観察では、滝先生の指導のもと、望遠鏡や双眼鏡で、水の苑緑地に飛んできた、カワセミヒヨドリなどを観察しました。



 また、カワセミが小魚を食べて、消化できない骨やウロコ等を吐き戻した「ペリット」を見ながら、どのようなエサを食べているのかを考えながら、源兵衛川には、鳥たちのえさとなる昆虫、魚、水生生物、植物の種子が常にあること、休憩、避難、睡眠、安全に移動できる草木があること、繁殖する場所があることを学びました。



 次回、第3回は、源兵衛川の水辺とふるさとの植生・植物について学びます。植物の先生といっしょに川沿いを歩きながら、身近な植物に触れてみませんか?

 当日参加も大歓迎です!事前申込いただいた方には、詳細案内をお送りさせていただきます。



■源兵衛川生き物観察会
第3回「水辺とふるさとの植生・植物をさぐってみよう」
日時:2011年9月11日(日) 9:15〜11:30
集合:源兵衛川最上流部・ひろせ橋
講師:菅原 久夫先生(植生・植物)