8/7 「源兵衛川わくわく観察ブック改訂版」を三島市に贈呈しました

 グラウンドワーク三島では、清流がよみがえった源兵衛川をこれからも守り育てていくために、三島市内の小学校・中学校などで「環境出前講座」を開校しています。生態系の専門家やグラウンドワーク三島のインストラクターが指導役となって、富士山の湧水の仕組みや源兵衛川のなりたち、三島の湧水とくらし、環境悪化と環境再生に向けて取り組んできたことなどを伝えてきました。また、源兵衛川の生き物さがしの体験学習を開催して、富士山からのとてもきれいな湧き水にすむたくさんの生き物を学んでもらい、ふるさとの川の貴重性や重要性を伝えています。

 これら環境出前講座の成果を受けて、グラウンドワーク三島では、源兵衛川を学ぶための環境教育教材「源兵衛川わくわく観察ブック改訂版」(A6判、32ページ、全カラー)を作成しました。源兵衛川の宝物といえる、ホトケドジョウやミシマバイカモをはじめ、川虫やトンボ、野鳥、植物の図鑑や、各ゾーンの見どころなどをまとめた素敵な冊子です。

 今回、この冊子を、三島市内の小学校や図書館で活用いただきたいと考え、「源兵衛川わくわく観察ブック改訂版」を、三島市に贈呈しました。

 8月7日の贈呈式では、小松幸子理事長及び渡辺豊博専務理事から、豊岡武士三島市長、杉山教育部長宛に、1,400部を贈呈させていただきました。

 ふるさとの川・源兵衛川を、より深く学ぶための環境教育教材としての活用いただければと考えております。関心のある方は、グラウンドワーク三島事務局までお問い合わせください。


(源兵衛川わくわく観察ブック改訂版)


三島市長への贈呈式

8/2 源兵衛川ミニ・ミュージアムを開催

ふるさとの川・源兵衛川の生態系の豊かさや生き物に触れてもらうことを目的に、8月2日、「源兵衛川ミニ・ミュージアム」をオープンしました。

 会場の大中島会館1階には、60cm水槽などを設置して、当日の朝、源兵衛川でつかまえた絶滅危惧種ホトケドジョウやドジョウ、アブラハヤ、タモロコ、サワガニなどの魚類・水生生物や、清流のバロメーター・水中花のミシマバイカモ等を展示しました。会場に訪れた子どもや保護者、観光客などに、普段なかなか見ることができない源兵衛川にすむ生き物を、間近に観察してもらいました。

また、源兵衛川の歴史や生き物への理解を深めていただくためのギャラリートークを行いました。加須屋真先生(常葉大学非常勤講師)には、生物多様性や、源兵衛川にすむトンボの生態について、分かりやすくお話いただきました。

菅原久夫先生(常葉大学非常勤講師)には、源兵衛川の植物やふるさとの川づくりについて、ミシマバイカモの花を間近で観察したりしながら、丁寧にお話いただきました。

グラウンドワーク三島インストラクターの皆さんには、富士山の湧水の仕組み、「水の都・三島」の原風景と水辺の生活、加環境悪化と環境再生の取り組みなどについて、ラミネートを使いながら、楽しく解説していただきました。

 参加者は、夏休み中に源兵衛川について調べている小学生の子どもと保護者や、川歩きに訪れた市外からの観光客など、多くの方々にお立ち寄りいただきました。ギャラリートーク終了後は、先生方にたくさん質問する子どもも見られるなど、充実したプログラムとなりました。講師の先生方、インストラクターの皆様、ありがとうございました。

源兵衛川中流部・ミシマバイカモが見頃です!

「水の都・三島」のシンボルといえる源兵衛川。少しずつではありますが、水量も多くなってきています。

 現在、源兵衛川中流部(第4ゾーン下と第5ゾーン上)の水の苑緑地南端のミシマバイカモ群生地では、花の見頃を迎えています。水面や水中に咲くたくさんの白い小さな花を鑑賞できます。下流側から眺めると、太陽に向かって花が向いているので、さらにきれいに見ることができます。

 このミシマバイカモは、三島梅花藻の里で、市民ボランティアの皆さんによって大切に守り育てられていたものを移植し、源兵衛川沿いに住む、グラウンドワーク三島のインストラクターが、1年300日かけて育てたものです。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


7/21源兵衛川中流部環境再生ワンデイチャレンジを開催

グラウンドワーク三島では、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップで清流がよみがえった源兵衛川の生態系保全活動として、数年前より、自然環境の復元再生を目指した「外来動植物一掃・草刈り・土砂搬出」を実施し、水辺環境の再生を進めています。


 今回、第4ゾーン・中流部・三島メディカルセンター沿いの約50m区間のエコアップ(環境改善)をさらに進めるために、外来植物の除去・在来植物の草刈り・堆積土砂の除去作業を行いました。流域住民、高校生、大学生など20人にご参加いただきました。


 最初に、広川敏雄さん(広川建設代表)から、作業方法と正しい道具の使い方についてレクチャーを受けました。続けて、渡辺豊博専務理事より、本日の作業の趣旨について説明した後、作業をスタートさせました。

作業区間は、ゲンジボタルホトケドジョウの生息地となっている、源兵衛川のふるさとの川づくりでたいへん重要な場所で、これまでは、5月中旬の一斉清掃で、中郷用水土地改良区の皆様によって、草刈りや土砂の除去作業が行われていました。しかし、4月〜6月は、絶滅危惧種ホトケドジョウゲンジボタルの繁殖期にあたることから、平成20年より毎年、源兵衛川を愛する会・三島ホタルの会・グラウンドワーク三島の連名で、環境配慮・作業中止を要請しています。今回、その代替作業として、繁殖期が経過した7月下旬に実施しました。


 前半は、草刈りばさみを使い、下流側の左岸に繁茂した外来種のハーブ類の除去と、在来種のヨシの草刈りを進めました。湧水量が日々増えているため、膝下くらいの水深の作業です。刈った草はグリーンバックに詰めて、階段上のトラックまで運び、積み込みます。今日は夏らしい日和でしたが、冷たい湧水の中での作業のため、暑さは多少和らぎました。


後半は、上流側の左岸の外来種トキワツユクサ等の除去と、在来種のジュズダマやヨシの草刈り、さらに堆積土砂の除去を進めました。急流で水深が膝上の場所もあり、足元に気を付けながら、慎重に作業を進めました。最終的に、2tトラックと軽トラックの荷台が、刈った草で満載となりました。また、源兵衛川の水辺散策に訪れていた、横浜市鎌倉市、東京都等からお越しの親子やグループの方々から、「お疲れ様です」とお声掛けいただいたり、ミシマバイカモや源兵衛川の質問を受けながら、にぎやかに作業を進めました。


およそ2時間の作業で、当初の目的を達成することができました。参加者の皆様、たいへんお疲れ様でした


8/2 源兵衛川ミニ・ミュージアムを開催

ふるさとの川・源兵衛川の生態系の豊かさや生き物に触れてもらうことを目的に、8月2日、「源兵衛川ミニ・ミュージアム」をオープンしました。

 会場の大中島会館1階には、60cm水槽などを設置して、当日の朝、源兵衛川でつかまえた絶滅危惧種ホトケドジョウやドジョウ、アブラハヤ、タモロコ、サワガニなどの魚類・水生生物や、清流のバロメーター・水中花のミシマバイカモ等を展示しました。会場に訪れた子どもや保護者、観光客などに、普段なかなか見ることができない源兵衛川にすむ生き物を、間近に観察してもらいました。

また、源兵衛川の歴史や生き物への理解を深めていただくためのギャラリートークを行いました。加須屋真先生(常葉大学非常勤講師)には、生物多様性や、源兵衛川にすむトンボの生態について、分かりやすくお話いただきました。

菅原久夫先生(常葉大学非常勤講師)には、源兵衛川の植物やふるさとの川づくりについて、ミシマバイカモの花を間近で観察したりしながら、丁寧にお話いただきました。

グラウンドワーク三島インストラクターの皆さんには、富士山の湧水の仕組み、「水の都・三島」の原風景と水辺の生活、加環境悪化と環境再生の取り組みなどについて、ラミネートを使いながら、楽しく解説していただきました。

 参加者は、夏休み中に源兵衛川について調べている小学生の子どもと保護者や、川歩きに訪れた市外からの観光客など、多くの方々にお立ち寄りいただきました。ギャラリートーク終了後は、先生方にたくさん質問する子どもも見られるなど、充実したプログラムとなりました。講師の先生方、インストラクターの皆様、ありがとうございました。

源兵衛川中流部・ミシマバイカモが見頃です!

「水の都・三島」のシンボルといえる源兵衛川。少しずつではありますが、水量も多くなってきています。

 現在、源兵衛川中流部(第4ゾーン下と第5ゾーン上)の水の苑緑地南端のミシマバイカモ群生地では、花の見頃を迎えています。水面や水中に咲くたくさんの白い小さな花を鑑賞できます。下流側から眺めると、太陽に向かって花が向いているので、さらにきれいに見ることができます。

 このミシマバイカモは、三島梅花藻の里で、市民ボランティアの皆さんによって大切に守り育てられていたものを移植し、源兵衛川沿いに住む、グラウンドワーク三島のインストラクターが、1年300日かけて育てたものです。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


7/21源兵衛川中流部環境再生ワンデイチャレンジを開催

グラウンドワーク三島では、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップで清流がよみがえった源兵衛川の生態系保全活動として、数年前より、自然環境の復元再生を目指した「外来動植物一掃・草刈り・土砂搬出」を実施し、水辺環境の再生を進めています。


 今回、第4ゾーン・中流部・三島メディカルセンター沿いの約50m区間のエコアップ(環境改善)をさらに進めるために、外来植物の除去・在来植物の草刈り・堆積土砂の除去作業を行いました。流域住民、高校生、大学生など20人にご参加いただきました。


 最初に、広川敏雄さん(広川建設代表)から、作業方法と正しい道具の使い方についてレクチャーを受けました。続けて、渡辺豊博専務理事より、本日の作業の趣旨について説明した後、作業をスタートさせました。

作業区間は、ゲンジボタルホトケドジョウの生息地となっている、源兵衛川のふるさとの川づくりでたいへん重要な場所で、これまでは、5月中旬の一斉清掃で、中郷用水土地改良区の皆様によって、草刈りや土砂の除去作業が行われていました。しかし、4月〜6月は、絶滅危惧種ホトケドジョウゲンジボタルの繁殖期にあたることから、平成20年より毎年、源兵衛川を愛する会・三島ホタルの会・グラウンドワーク三島の連名で、環境配慮・作業中止を要請しています。今回、その代替作業として、繁殖期が経過した7月下旬に実施しました。


 前半は、草刈りばさみを使い、下流側の左岸に繁茂した外来種のハーブ類の除去と、在来種のヨシの草刈りを進めました。湧水量が日々増えているため、膝下くらいの水深の作業です。刈った草はグリーンバックに詰めて、階段上のトラックまで運び、積み込みます。今日は夏らしい日和でしたが、冷たい湧水の中での作業のため、暑さは多少和らぎました。


後半は、上流側の左岸の外来種トキワツユクサ等の除去と、在来種のジュズダマやヨシの草刈り、さらに堆積土砂の除去を進めました。急流で水深が膝上の場所もあり、足元に気を付けながら、慎重に作業を進めました。最終的に、2tトラックと軽トラックの荷台が、刈った草で満載となりました。また、源兵衛川の水辺散策に訪れていた、横浜市鎌倉市、東京都等からお越しの親子やグループの方々から、「お疲れ様です」とお声掛けいただいたり、ミシマバイカモや源兵衛川の質問を受けながら、にぎやかに作業を進めました。


およそ2時間の作業で、当初の目的を達成することができました。参加者の皆様、たいへんお疲れ様でした